« May 2019 | Main | July 2019 »

秩父鉄道を訪ねて(両毛線前橋~秩父鉄道三峰口)

 JR両毛線 前橋駅前に[赤城山麓が生んだ音楽教育者 井上武を記念した
モニュメントがあり童謡[チューリップ]の音符と歌詞が刻まれている。

桐生から来た上り高崎行電車は[咲いた咲いたチューリップの花が]のメロディで
前橋駅を発車。
高崎駅では八高線への乗換え時間が3分しかないので ホームを走りに走って
高麗川行の2両連結のディーゼルカーに飛び乗る。
両毛線到着ホームに対し八高線ホームが離れているうえ端の方にあり分かり難く
新宿駅で山手線から総武線に乗換えるような感覚でいるとエラい目にあった。

 静かな走りの割りにスピードがでるクロスシート キハ111の車内から眺め
る群馬、埼玉県境のなだらかな山並と麓に広がる麦秋は春からへの夏へ移り変わ
る束の間の光景。

Img_7830s

  寄居駅で秩父鉄道に乗換える、PASMOが通用するのはここまでだ。
秩父鉄道のホームに降りると黄色いボディーに茶帯を締めたED電機がホッパー
貨車[ヲキ]を十数両牽いて来て目の前で停車する。
機関車停車時の貨車連結器間の遊びの反動でヲキの先頭から最後尾まで順にガタ
ガタと大きな衝撃音を響かせ、最後尾に達して落着く。

Img_7839s

  熊谷行普通電車と行違えで羽生発のワンマン急行[ちちぶ路]1号がやってきた。
正面を見ると元西武の101系であることがすぐ分かる。正面の突き出たLED
ディスプレーの両サイドにライトを輝かせ「普通車とは別格」と言っているよう
だが 元々三扉の乗降扉の中央を塞ぎクロスシートを配置したものだ。

Img_7844s

運転室の直ぐ後のシートには親子連れが陣取り 前の窓にしがみついている。

電車は荒川左岸に沿って南下し長瀞を過ぎると右岸に沿うようになる。
お花畑の西武鉄道との連絡線の先に秩父の象徴 武甲山の削られた山肌を見て昭

Img_7850s

和電工のある影森を過ぎると、車窓風景は浦山口の急カーブ、渓谷を渡る鉄橋
など山岳鉄道の趣。

Img_7861s
武州日野で上り羽生行ステンレスカーと行き違い交換のため一時停車後通過し
三峰口に到着。

駅手前の踏切から構内を眺めると西武から来た電車2本と秩父の電車2本が並ぶ
ホームの後に奥秩父の山塊がモクモクした緑の壁となって立ちはだかり、遮断機
横の木陰には廃車となったED電機とワフが休んでいた。

 

R1.6.1

Img_7892s Img_7895s

| | Comments (0)

桐生、有鄰館を訪ねて

 桐生市のノスタルジックな本町通りにある有鄰館を訪ねた。

Img_7754s

とんがり屋根に風見鶏を付けた駅舎の東武桐生線、新桐生駅からから織姫バス
桐生女子高行で渡良瀬川を渡り本町通りを北上し20分程で有鄰館前。

Img_7760s

大きな切妻屋根の二階建の商店、大屋根の下に[キリンビール特約店矢野本店]
の大看板が掲げられているのが現在も営業している矢野本店。店舗脇に据えて
ある鋳物製の大釜は味噌醸造に使っていたものだろうか?今は水を張って水草
が浮いている。
店舗の先に白壁の蔵と通路を隔ててレンガ壁の長い建物。

Img_7765s

案内板の説明書きに
[この蔵群は酒・醤油・味噌などの醸造業が営まれていた頃の建物で建築年代は
天保 14年(1843)~大正9年(1920)。矢野本店の創始者は近江商人の初代矢野
久右ヱ門町が桐生を訪れ、二代目九衛門が店舗(近江屋 矢野支店)を構えた。]
と記されている。

瓦葺にレンガ積の長い蔵は明治時代の機関庫を思わせ、中から汽笛と共に蒸気機
関車が出てきそうな雰囲気を感じる。
今はギャラリーとして活用されているようで訪れた時にはブレスで補強された壁
の室内では様々な陶器の展示が行われていた。

Img_7771s

喫茶室に飾られている当時の看板には
[摂津武庫郡西宮 前田辰之助吟醸「翁面 忠寿」
「東京山星鈴木揚」「矢野本店専売」] と記されている。

建物を一回りしてから喫茶室でお茶を一服飲んだらお土産に分銅に[有隣]の字が
入った瀬戸焼のカップをくれた。
 
 道路を挟んだ町家のギャラリー[御ちゃわん屋]から西に行くと桐生西宮神社の
石段があり、その手前の山手通りを南西に進む。

Img_7786s
山から下って来る小さな流れの脇に[土石流危険渓流村松沢]の注意書きがある、
山が迫り集中豪雨の時は警戒を要する地形のようだ。

Img_7788s

授業を終えた桐生工業の生徒が下り坂を自転車で次々と飛ばして行く、下校時の
下りは楽だが登校時は大変そうだ。
桐生一高の先を曲がると上毛電鉄の始発駅、西桐生に到着。

Img_7791s

正面の中折れギャンブレル屋根が特徴の駅舎、大きな一枚板に[驛生桐西]と彫ら
れた駅銘板を掲げる待合室には電車到着を待つ下校の高校生が大勢いる。

Img_7792s

暫くすると元京王電鉄の二両連結ワンマンカーがやってきた

R1.5.31

Img_7801s

| | Comments (0)

« May 2019 | Main | July 2019 »