« April 2019 | Main | June 2019 »

旧古河庭園と六義園

 平成と令和にまたがる十連休となったゴールデンウイークの終盤 東京メトロ
南北線沿線にある旧古河庭園と六義園を訪ねた。

東京メトロ南北線の西ヶ原駅から本郷通りを10分程歩くと旧古河庭園に着く。
門を入って直ぐ目に入るのは黒い石壁の洋館、威圧感のある建物だが白い窓枠が
明るさを呼ぶアクセントとなってそれを打ち消している。

Img_7648s

展望台の東屋に行くと、ベンチには、お喋りをする人や来る途中の和菓子屋で
買ってきた饅頭などを食ながら景色を楽しむ人達がぎっしり。入れ替わり立ち代
わり人が来ては座り、一頻り休憩し景色を眺め出て行く。
 初夏の風に当たりながら回りを眺めると高台にある洋館、斜面地にあるバラ園、
低地の日本庭園と心字池の配置に武蔵野台地の地形構造の一端が実感できる、後
方のビルは女子栄養大学か。
蔓バラ満開の洋館下の花壇を眺めながら池まで降り、下からバラ園と洋館の組合
せの眺めを楽しむ。
ここから裏の馬車道を上がると大谷美術館となっている洋館前の椅子とテーブル
に ここでも沢山の人が初夏の憩いのひと時を楽しんでいた。

Img_7667s

旧古河庭園を出て滝野川小学校前から本郷通りを下る。
学校前の坂はその昔、大炊介坂(オオイノスケ)と呼ばれていた、との解説板がある。

駒込駅で山手線を越し六義園に行く、今日は開いている染井門から入る。

 六義園の池を中心とした庭園は岩崎庭園より起伏が少なくなだらかで開放的
に感じる。

Img_7678s
六義園八十八境の案内板をたどりながら池の周りの妹山、吹上茶屋、藤代峠など
景色を眺めなが散策。
吹上茶屋の奥にある つつじ茶屋で休んでいるとボランティアガイドが客を数人
連れれてきて「この東屋はつつじの木の柱で支えられています・・」などと説明
を始めた。なるほど柱は細くて曲がっているのはそのせいか、と納得。

この東屋の下、池に注ぐ流れが渓谷のような趣の所ではカワセミの姿を待つ人が
カメラを構えているのを見てから起伏が少ない庭園で唯一高台にある藤代峠に上
ると高いところに上がりたい人が沢山いる、その隙間から南面を一望すると、森
の向こうに東洋大学白山キャンパスのビルに円盤を載せたような建物がが見えた。

 岩崎庭園は凛とした雰囲気に気配りを備えた父親、六義園は優しさの中に芯の
しっかりした母親のような印象だった。

Img_7700s

古河庭園の年間パスポートは\280、六義園の年間パスポートは\600
都内9庭園共通パスポートは\2000(何れもシルバー対象で)と随分安い。
私が駒込に住んでいれば購入して毎日でも訪れたいのだが・・・。

R1.5.5

 

| | Comments (0)

都幾川(JR八高線 明覚~東武森林公園)

Img_7492s

 六角屋根のJR八高線 明覚(みょうかく)駅前から県道172を東に進むとカフェ
ギャラリー番匠にウッドテラスがある。

Img_7500s
木立の間から見下ろす都幾川の緑陰にボートが浮かび ちょっとした渓谷の趣。
ここから玉川温泉のレトロな看板や少々古びた建物を見ながら玉川橋に出る。

玉川橋から[ときがわ水辺の道]の案内に沿って下ると都幾川に右岸に出る。
流れに浅い堰があり魚道の段々に白波が立ち新玉川橋の川原には車が沢山押し
寄せバーベキューの準備中。

Img_7531s

 菜の花盛り川原を下流に進むと雀川が合流、付近の畑の中に大きなピカピカ
御影石の[圃場整備記念碑]があり、「以前この地域は水路が狭く屈曲していた
のを区画整理し農耕に適するように改良した」と記されている。

Img_7533s

Img_7552s

朱塗りの欄干に金の擬宝珠の班渓寺橋を渡った先に曹洞宗威徳山班渓寺の山門。
門の脇に[木曾義仲公誕生之地]の石碑があり
「朝日将軍として、その名を馳せた、木曾義仲は、この地鎌形に生まれた」と
由来が示され、その一つ先の八幡橋、鎌形八幡神社では[木曾義仲産湯清水]が
手水から流れ出ている。

Img_7567s

 八幡橋から右岸、若葉の桜並木を進む、千騎沢橋を過ぎた辺り北側に木を競馬
場のゲートのように組んだ構築物が遠くからでもよく目立つ、新しくできたラベ
ンダー園の施設だろうか。

 Img_7580s

その先の二瀬橋に立つと、上流側に武蔵嵐山渓谷から流れてきた槻川が合流、
下流の高台に初夏の空をバックに国立女性教育会館のレンガ色の建物。

Img_7587s

二瀬橋の先にある案内地図を見に立ち寄ると その前で休憩している初老の男性
が「この先に玉川温泉は有るか?」と聞いてきた。
この人の話を聞くと
「自分はこの川のずっと下流、荒川戸田の自宅からスタートし明覚にある先祖の
 墓まで自転車で行く途中で、令和に変わった5月1日の午前0時 土砂降の中、
 自宅を出て昨日は何処かの日帰り温泉に入り、その前で野宿。今日(5月3日)
  は自転車を漕いでここまで来た」との事。
「今年72歳になったので家族に言われて車を手放し、自転車で移動することに
  して、自転車には食料、着替え、火起こし道具、釣竿など積んでいる」
「釣竿も役立つもので昨日川にサオを入れたらオイカワが釣れた」と言う。

変わった人もいるもんだ、「出た切り老人」とはこの人の事だ、感心する。
私の事を聞かれたので
「千葉から来て、明覚から都幾川に沿って東武森林公園まで行く途中だ」と説明
 すると、「これは俺よりすごい」 と言う。
見知らぬ者同士、束の間の交流 お互いの無事を祈りあって別れる。

Img_7592s

川原で水遊びの子供達を見ながら進むと、月田橋の近くの藪に小さな水神塔が
あり、傍らの解説看板には
[文政年間 都幾川、槻川筋の山々から伐り出された松材は両川の合流地点まで
ササナガシされ、これより下流の物は月田橋、鞍掛橋、稲荷橋などのドバにカリ
ダシされて筏に組まれ江戸千住まで流され、深川の木場へと送られた]
と記されていて、この川は流れ流れて荒川に注いているのだと改めて知る。

ここから下ってバーベキューで賑わう「くらかけ清流の里」、欄干の無い幅3m
程の鞍掛橋を人の渡っていない頃合いを見計らって恐る恐る車が渡ってる。

Img_7609s

川原を歩いていると 対岸(左岸)に丸木美術館が見える辺りで地図から川沿い
の道は消えているが石の川原に車の轍の跡が残っているので辿ってみたら行く手
は竹藪に阻まれ行き止り、地図にある道まで引返し堤防道に出ると前方に神戸
(こうど)大橋が見えた。

神戸大橋から下流の高台に浄水場のタンクが森の中の灯台の如く立っている。
神戸大橋を渡り都幾川を離れ東武森林公園駅に向かう。

Img_7623s

唐子中央公園から唐子小学校(からこしょうがっこう)に出る。
校門脇に「えんせきは、いすじゃないからすわるなよ」と小学一年生が書いた
立て看板、校庭に尊徳像がある長い歴史のある学校のようだ。

この先に東松山工場団地があり通りの両脇に工場が整然と並んでいる中を駅まで
進む。
エスビー食品、スズヤス(鋼材加工)、江戸川合成(特殊塗料)、日立オートモティ
ブシステムズ(車両用運転制御装置、部品)、パイロット、オザックス(調理器具)
マサル工業(ダクトカバー)など。
ヘンミ計算尺があるが、現在は計算尺はやってなくてプリント基板などを作って
いるらしい。

                          R1.5.3

| | Comments (0)

« April 2019 | Main | June 2019 »