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大場川、中川(JR武蔵野線 三郷 ~ 常磐線 亀有)

 JR武蔵野線 三郷駅から西に進むと 大場川 茂田井橋に出る。 
橋の欄干に稲穂のレリーフが嵌り、間の柱の上に雀の置物が載っている、この辺
りは昔 稲田が広がっていた事を伝えているようだ。
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淡茶色い水が淀むコンクリート護岸に囲まれた大場川は江戸川右岸に平行して
南下している。

 大場川の流れに沿って下り始めると左手に江戸川を跨ぐ東京ガスのガス管橋が
見える。よく目にするパイプが剥き出しの水管橋とは異なり、このガス橋は細い
三角形の骨組をずらりと並べて鞘のようにした中にガスパイプを外部の衝撃から
厳重に防護するようにして収めてある。
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大場川上流排水機場の先、岩野木橋に富足(トミタル)神社がある。祠は新しく周囲の
木立が疎らで厳かさに欠ける感じだが 明治の時代ここが早稲田村と呼ばれてい
た頃に幸房の福富神社と岩野木の面足(メンタル)神社を合祀して成立したとの事で、
秋には 幸房・岩野木の獅子舞 が奉納されると記されている。

川を跨いで疾走する つくばエクスプレスの高架を過ぎた辺りから畑や空き地が
少なくなり民家に混じって金属や樹脂、木材などの加工をする工場、曹洞宗の寺、
安田松慶堂の倉庫、白興物流埼玉工場など種々の業種が集まっている。
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新和橋の先から坂を上がり切ったところに東の江戸川三郷排水機場と 西の中川
三郷水門を結ぶ三郷放水路があり、新大膳橋がその放水路を跨いでいる。
大場川はこの放水路を伏せ越しで潜っている。
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新大膳橋から江戸川三郷排水機場を眺めると堤防は明るい桜並木の散策路、中川
三郷水門方面を眺めるとドームに覆われた東京外環自動車道が長い長い列車が止
まっているように見える。
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三郷放水路を潜り出た大場川に沿って更に進むと一本木橋の先にJFE条鋼の
東部製造所があり休日にも拘わらず工場から蒸気が上がっている。付近に立並
ぶ工場の間には江戸川からの用水を引く溝や、取残されたような小さな神社や
祠が見られる。

大場川下流排水機場を過ぎ水神橋の先で大場川の流れは西に曲がる。
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堰枠橋の正面にドームに覆われた東京外環自動車道、その下に東京外郭自動
車道が行く手を妨げるように通り、大場川はその下を潜っている。
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 ここで大場川と別れて南に進み東京外郭自動車道を渡ると高州2丁目バス停、
左手に進むと みさと公園に出る。
みさと公園から水面に鴨の浮かぶ小合溜井を隔てた先に見える水元公園側の岸
辺にはメタセコイアの裸木が冬晴を背景に聳えている。
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 みさと公園を江戸川方面に進み三郷市から葛飾区の水元公園に入る。
ごんぱち池からZ字状にくねる小合溜に沿って水辺の鴨やカモメや開き始めた紅
梅を見ながら北西に進む。

小合溜の向こう岸に東京外環自動車道が見えるあたりから先ほど別れた大場川
が平行して流れているのが見えだした。

水元公園北西端の かわせみの里の先、閘門橋で小合溜と大場川が合流する。
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閘門橋はレンガ積のアーチ橋で大場川が注ぐ中川からの逆流を防止する為に
明治末期に設けられたとの事で、アーチの橋脚部には閘門の堰板を必死で差し
込んでいる職人のブロンズ像が飾られている。
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閘門橋を出た大場川は川幅を増し新大場川水門で中川に注ぐ。
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大河の貫禄を備えた中川右岸には綾瀬川を結ぶ桁川排水機場、花畑運河の
水門、背後にスカイツリーが見えた。

                        H31.2.17
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