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17歳からのドラッカー (中野明 著 学研パブリッシング刊)を読んで

 職場で朝礼の際に輪読する小冊子に九州のユニーク列車「指宿のたまて箱」が
紹介されていた。上質の木を使った内装、窓を向いた座席、室内に霧が出る仕掛
けなどユニークな車両でお客さんを誘っている。

これがマーケティングの実例かと思い先頃読んだ 「17歳からのドラッカー」
(中野明 著 学研パブリッシング刊)の内容を振り返ってみた。
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・「顧客の創造」はどうやって実現するか

  「顧客の創造」のために組織がもっている機能はたった2つしかない。
   マーケティングとイノベーションがそれだ。
  「マーケティング」の狙いは「販売」を不要なものにしてしまうことで
   ある。
  「マーケティング」の狙いは、顧客というものをよく知って理解し、製品
  (ないしはサービス)が「顧客」に「ぴったりと合って」、ひとりでに
  「売れてしまう」ようにすることである。

  マーケティングが販売を不要にする これがマーケティングの本質に他な
  らない。
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 同じスーパーマーケット内のテナント店舗でも、店先で大声出して懸命に客の
呼び込みをしている焼鳥屋と 黙っていてもクリスマスに行列ができるケンタッ
キーの店。
そして焼鳥屋はいつの間にか別の店に代わっている、と言う光景をよく目にする。

焼鳥屋の店員は一生懸命やっているのに商売を畳まなくてはいけないハメになる、
お客さんの欲しがっている物にピタリの商品を提供することの難しさを感じる。


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・「イノベーション」で顧客のニーズを作り出す
  イノベーションは、技術的な研究や開発だけを指すわけではない。たとえば
  今では当たり前のクレジットカードも一昔前では馴染の無い仕組みだった。
  従って過去に遡ってクレジットカードを見ると、「新しい、より大きな富を
  生む能力を与える」と言う意味で、これもイノベーションだったといえる。
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 これで思い当たるのは、今では当たり前になっている交通機関のPASMO、
Suica等のICカード。
乗る際にいちいち小銭を取り出す手間が省け、鉄道にもバスにも使えたり、関東
で買ったカードは関西でも使えるなど大層便利になった。

昔は券売窓口で切符を求め、改札で鋏を入れてもらってからホームに上がったの
を思い出すと、使う側が受ける恩恵と共に鉄道会社では相当な省人効果を上げて
いる筈。  

身近な事を振り返るだけでもマーケティングとイノベーションが「顧客の創造」
を創りだすと言う事は良く分かる。

そして
「組織には価値観がある。そこに働く者にも価値観がある。価値観のベースには
真摯さがあるべきだ。真摯さがなければ、その人に残るのは虚しさだけだ。」と
言う言葉が心に残る。

本の題名は「17歳からのドラッカー」だが 或る程度社会経験を積んでから読
み返すと述べられている事がより深く実感する。

                         H28.1.29

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