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第10回国際鉄道模型コンベンションを見学しました

東京ビッグサイトで開かれた第10回国際鉄道模型コンベンションを見学しま
した。
この催しでは鉄道ジオラマの展示だけでなく、鉄道模型の製作や運転に関わる
いろいろな新しい試みが見られるのが楽しみです。

案内書に色分けして示されているエリア毎に見ていきましたが、私の印象に残
ったものを紹介します。

[スカイブルーエリア]
①日本Gゲージクラブ
 縦長の窓からクロスシートが見えるストリートカーが走行音を響かせて長閑に
 走り行き違い駅で二軸単車との交換が楽しい庭園鉄道の車両
②千樹会
 中伊豆の旅と題するNゲージレイアウト、手前の海岸の崖と奥の山葵田で高低
 を表現、左端に城ヶ崎の吊橋が揺れてます
③欠伸軽便鉄道
 アルコール炊きの赤い双頭蒸気機関車の大型模型、会場では火が使えないので
 中央の旋回竿から供給される圧縮空気で駆動されてました
 シングルドライバーの機関車も楽しい作品です
④井上・星野グループ
 正面両脇に丸窓が2つ中央の扉にはチェーンを渡したダブルルーフのOゲージ
 電車は、客車にパンタグラフをつけたようなペンシルバニア鉄道のインター
 バン、ずらりと並んだ窓に乗客のシルエットが写り重厚な車両にほのぼのとし
 た雰囲気を感じます
2009_0822100009s

⑤ミニレイアウトiroiro
 近鉄大阪線の伊賀神戸駅から出る伊賀鉄道のNゲージレイアウト、並んで走る
 標準軌の大阪線に対し、狭軌の伊賀鉄道を表現するためにをレールゲージを
 6.5mmで表現して雰囲気を出しています
 伊賀鉄道の車両は鉄道コレクションの860形で、正面に忍者の顔を描けば
 もっと雰囲気が出そうです
 作者の話では
 「レール間隔は縮尺1/150で計算すると厳密には7.1mmになるがZNゲージの
  レールを使ったので6.5mmになった、これなら普通のNゲージの枕木の
  ピッチと揃っているので違和感なく見れる」とのこと
 台車は動力伝達機構を変更することなく、車輪のバックゲージを詰めるだけで
 対応してありました
2009_0822100013s

⑥深谷 博 さん
紙と樹脂板で作る三線式Oゲージの車両
 製作途中の流電のボディが展示され、 
 屋根はカラーケント紙の貼合わせ、ボディはABS熱成型(ヒートプレス)で
 窓枠まで切り出し、窓は抜かずに暗色で表現
 台車はABS樹脂から切出し組立て、軸受部は金属ブッシュ 車輪は真鍮
 エンドレスではこうして作られた湘南形電車が快走していました
⑦長島 賢さん
 ヨーロッパ型のHOレイアウト
 機関車が走る線路際、芝生の庭でテーブルに着いてビールを飲んでいる2人の
 男がジョッキを上げたり下げたりして乾杯のしぐさをするのが微笑ましいく
 作者の遊び心を感じました
⑧自作模型の楽しみ(小池・坂江)
 アイボリーと小豆色の700系新幹線が連接車体で走り回るG(O?)ゲージ
 エンドレス
 ここではゲージ変換台車が展示されています
  4つの車輪に夫々モーター駆動装置がセットされ、台車がゲージ変更区間に
  入るとレール内側に備えられたラックに台車の歯車が噛み合い台車の進行に
  応じて車輪のバックゲージが広がったり縮んだりするメカニズムでよく考え
  られています
⑨関東学院六浦中学高校
 江ノ電の全駅を網羅したレイアウト
 複雑に入り組んだ線路を5列車が同時にゆっくり運行してました
⑩村田 学 さん
 自動加減速運転装置
・コイルセンサーとモーター駆動のボリューム加減によるNゲージ車両の自動
 加減速運転装置
・コイルセンサーは釘を芯に、包装用パックからの切出した鍔材をガイドに細
 い銅線でコイルを巻く
・モーターはマブチのDCモーター、減速用ウオームギアは市販の模型工作用、
 ボリュームと減速軸とのジョイントは曲がるストローの蛇腹部分を使うなど
 面白いアイデアがいっぱいの装置
・LEDライトの作り方も展示されていました
⑪VISTA工房
・プラレール車両のHOゲージ化
・プラレール車両から台車関係を外し新たに木製床板を取付け、それに走行用
 パワートラックと従台車を取付けて改造、一台あたり\13,000でできるとの事
 です
・エンドレスではこうして作られた成田エクスプレスが走り、アーバンライナー、
 新幹線0系、N700系などが展示されてました
⑫日台鉄路愛好会
 オレンジと黄色の初代自強号(EMU100系)と新幹線(700T)が走る HOエンドレス
 台湾の新幹線はトンネルの断面が日本より大きいので先頭車の鼻は日本のN700
 系より少し短いと説明板に記されてました
⑬ブリキワールド
 ED17がナハ10系軽量客車を牽いて3線式Oゲージのガラレールを走り
 回ってました、EB55がヨ、ツなどをつないで走る場面と共に懐かしく感じ
 ました

[オレンジエリア]
①ポッポ屋(小水鉄道)
 Nゲージの牧場レイアウト上の東武Bトレを手回し発電機を回して運転、
 ハンドルを逆回しすると電車もバックしました
②Hbf
 ヨーロッパ型HOレイアウト、古いビルが林立する幹線駅を通過する赤い電機、
 コーナー部を動輪を赤く塗ったSLが蒸気音を立てて走ってました
③B-net
・大型NゲージレイアウトにBトレの湘南色E217系サロ2両を挟んだ15両
 編成、名鉄パノラマカー、小田急エグゼと色が美しい青いロマンスカーが調子
 良く橋っています
・カメラカーが前を行くディーゼル機関車に追いついたり離れたりする様子を画
 面に表示しDCC運転の醍醐味を示してました

[ウグイスエリア]
①Hitrack-N
 トラバーサーモデルの実演をやってました
②特攻野郎Bチーム
 BトレEFの重連が長いタキの編成を牽いるのを見て、同一形式による長編成
 貨物列車の魅力を感じました
③結伝社
 人形が動くアイススケート場があり、昔 夜店で下から磁石で操る小さな侍人
 形を売っていたのを思い出しました

[カナリアエリア]
①鉄ちゃんクラブ
 Nゲージ組立てモジュールレイアウト
 水上温泉モジュールでは手前に奥利根の流れ、温泉旅館、線路には防雪庇、
 遠景に上越国境の連山が配され雄大な景色を表現してありました
②JMLC(ジャパン モジュラー レイアウト クラブ)
 コロラド鉄道では西部劇風のシーナリーに蒸機がゆっくり走るのに子供が眼を
 凝らし、私はコーナージュールで畑のトラクターがぎこちなく動くのに眼を凝らし
 ました
 [森から樹海へ]と題するコーナーモジュールの長い木造橋梁は殆どの人がカメ
 ラを向けてました
2009_0822100063s

③HOMP(Hawaian Pacific Railroad)
 南国の椰子樹のあるのレイアウト、フラットカーを牽いた4-4-0がのんびり走
 ります
④東京軽工
 ペーパー(ケント紙)で作った青梅線軍畑鉄橋
 どんな橋梁モデルでもペーパーで作りますとのことで、この軍畑橋梁モジュー
 ルは線路以外全部ペーパー製で見た目よりも軽く仕上がってました。

⑤JCP(全国高校鉄道模型コンテスト参加作品展示)
 関東学院六浦高出品の闇に浮かぶ軍艦を背景にしたNゲージモジュール 
 横須賀線 田浦~横須賀の吉倉公園付近をイメージしたもので  
 上り、下り、廃線跡のトンネルポータルは夫々昭和、大正、明治に建設された
 ものでその表現に苦心したと 説明板に書かれてありました


[エメラルドエリア](販売店コーナー)
①カルーラ技研
 電車でGOのコントローラーに繋いで運転するPSパワーパック
 カタログには
 「出力に高周波と低周波を組み合わせ事で粘りある低速運転、細かな速度
  調整が可能、ライトの常時点灯に対応」と記されています 

[ゴールドエリア](メーカー)
①KATO 
・女性の説明員が新製品の紹介などをしていましたが、私が興味を持ったのは、
 その前に流されていビデオによるた製品製造過程の紹介でした
・CADで設計された図面を基に、部品用金型を作成、金型に溶かしたペレット
 を射出生計して部品を作る、1車種当り多いもので150~160種類の部品を準備
 する
・塗装(塗り分け必要なものはマスキングして塗装)、細かい文字などは印刷
 その後 組立、走行テストして完成、梱包 という流れで
 普通の製造工場となんら変わりませんが印刷工程でははスタンプ押しのような
 装置で行うのが面白く設備開発者の苦労が偲ばれます、また組立ては物が小
 さいだけに手作業ですが、これも将来やり易い部分からロボット組立てが導入
 されそうに思いました。

                          H21 .8.22 

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